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第4回ワークショプ 乳幼児ふれあい体験に参加 ~こども広場ってどんな所?~

第4回ワークショップ

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乳幼児ふれあい体験に参加 ~こども広場ってどんな所?~

第4回ワークショップでは、「こども広場じゃん・けん・ぽん」で乳幼児ふれあい体験を行いました。前半は乳幼児のお子さんたちと一緒に遊びながら、親御さんに子育てについてインタビューさせていただきました。後半では、NPO法人ながのこどもの城いきいきプロジェクトの田中さん(助産師)から、近年の子育て事情についての話をお聞きしました。

<無料で利用できる交流の場>

 「こども広場じゃん・けん・ぽん」は長野市中心市街地の「もんぜんぷら座」にある、乳幼児とその保護者の皆さんの遊びと交流の広場。無料で利用でき、長野市には2カ所あります。こども広場が力を入れているのが、助産師や小児科の先生による無料相談です。親御さんの子育ての不安などを解消する取り組みが地域と連携して行われています。

<仕事終わりにも参加できるパパ講座も>

 「じゃん・けん・ぽん」では、妊娠期から子どもが思春期になるまで、いきいきとした子どもを育てるために、行政や地域社会と連携し、子育て環境の充実を目的に活動しています。最近では、育児に積極的に参加する男性が増える中で、仕事終わりのパパたちが集まり育児について意見交換できる「パパ講座」が開かれています。ママだけでなく、夫婦で一緒に子育てをしようという取り組みが行われています。

<広くて、安心できて、思い切り遊べる>

 親御さんへのインタビューでは、さまざまなお話が聞けました。「じゃん・けん・ぽん」のように、広くて、安心して子どもを遊ばせられる場所は貴重だということがわかりました。

  • 「最近、歩き始めた時期なので、このような広い広場で好きなように思いっきり体を動かせてあげたいからよく利用しています。新しい環境は、子どもにとっても自分にとってもいい気分転換になります。」
  • 「はじめての育児は分からないことばかりで大変だけれど、悩みがあれば保健師さんに相談したり、長野市の支援を利用したりして乗り越えています。日々成長する子どもが可愛いので、できるだけ側にいたいです。」
  • 「『じゃん・けん・ぽん』は、安全な環境だから子どもをおもいっきり遊ばせられるし、少し目を離していても、見守ってくれる人がいるから安心できます。『じゃん・けん・ぽん』に行くと、同じ園の子と会える時があり、子どもが喜んでいます。」

<近年の子育て事情>

 核家族で、さらに近所との関わりをあまり持たずに子育てをする、「孤育て」が問題になっています。子育てをする親御さんの10人に1人が、「子育てに圧迫感を感じる」というアンケート結果もあり、親御さんからの相談事として、親自身の心や体の悩みが多く取り上げられています。このような親御さんの悩みを解決するために、様々な地域の支援によってこども広場は成り立っています。

<参加した学生の感想>

  • 「じゃん・けん・ぽん」に来る人は、比較的子育ての情報を収集することが上手だったり、自分で居場所を求めて行動することが得意な人が多いのではないかと感じました。私は、この先保育士や地域の人として、自分の中で全部問題を抱え込んでしまうような方に寄り添って手をさしのべられるような姿勢を心がけていきたいと思いました。(なごみ)
  • こども広場を利用する親子は、さまざまな目的を持っていることがインタビューしていく中でわかりました。子どもがおもいっきり遊べる施設として知られていますが、子育て支援にも力をいれているので、親御さんにとってもメリットがたくさんある場所だと思いました。私もいつか親になったら、子どもとこのような場所で楽しく遊びたいです。(もも)
  • 実際に子育てをされている方々の生の声をお聞きして、「パートナー同士の思いやり・協力」が必要不可欠であると強く思いました。子育てをサポートするという補助的な役割ではなく、「2人で子育てをしていく」という共通の認識があるからこそ子育てに日々やりがいを感じ、辛いことも共に乗り越えていくことができるのだと思います。(しん)
  • はじめはどのように接すればよいか戸惑いましたが、子どもたちの方からおもちゃを手渡して関わろうとしてくれてうれしかったです。不妊治療をして2人の子どもを授かった保護者の方から治療の大変さと、子どもを授かれた喜びを直接お聞きすることができて、大変勉強になりました。たくさんの素敵なおもちゃで、他のお友達とも遊べる環境を無料で利用できるのはとても魅力的だと思いました。(かほ)
  • 交流会に参加させていただく中で印象に残ったことは、パパさんの姿が想像以上に多かったということです。休みの日には子どもと過ごす時間を大切にし、十分に遊ぶ環境のある「じゃん・けん・ぽん」に足を運んで子どもたちと遊んだり、家事の中でも母が買い物へ、父が子どもと関わり、役割分担をしているということでした。父母ともに役割を分担しながら時間を見つけて子どもと関わる姿はとても素敵でした。(ももか)

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