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SPOT 01 あんずの里

photo : （C）信州千曲観光局

最初に訪れるのは、例年全国から多くの人が訪れる「あんずの里」。なだらかな傾斜地に畑が広がり、ひと目でたくさんの花が見渡せることから「一目十万本」「日本一のあんずの里」とうたわれる名所です。実はこのあんずを千曲市に伝えたのは、ひとりのお姫様。元禄時代に伊予宇和島藩主・伊達宗利公の娘である豊姫が、松代藩主・真田幸道公に輿入れした際に故郷を慕んで持参したのがはじまりと言われています。お姫様の地元の花が、嫁ぎ先で愛され、のちに名所になるなんてステキなつながりです。ちなみに千曲市のキャラクター「あん姫」も豊姫をモチーフにしたもの。運が良ければ、どこかで会えるかもしれません。

photo : （C）信州千曲観光局

あんずの花の見頃は、3月下旬〜4月中旬。高台にある「上平展望台」や「窪山展望公園」まで行くと、晴れた日には残雪の稜線が美しい戸隠山や飯綱山まで見渡せることも。さらに薄紅色に染まった里山の小径をのんびりお散歩すれば、春の訪れや美しさを五感で楽しめます。また6月中旬〜7月上旬はあんずの実の収穫期。この時期だけ疲労回復や美肌効果も期待できるといわれる生のあんずが食べられるので初夏も注目です。

SPOT 02 恋しの湯（水と緑と潤いのある公園／大正橋）

photo : （C）信州千曲観光局

続いて向かうのは、戸倉上山田温泉に古くから伝わる恋の伝説スポット。その伝説とは、昔、江戸へ旅立ったまま戻らない許婚を心配した娘の夢に観音様が現れて「千曲川原の赤い石を100個拾って奉納しなさい」と告げ、それから娘は一心に赤い石を集め、ついに100個見つけると愛しい人が無事に帰ってきたというお話。ようやく見つけた100個目の石の場所からは、こんこんと湯が湧き出ており、このいで湯が「恋し（小石）の湯」と呼ばれるようになったそう。現在、「水と緑と潤いのある公園」には、「しあわせの赤い石」モニュメントが建てられ、恋愛成就スポットになっています。

photo : （C）信州千曲観光局

さらに行っておきたいのが恋しの湯伝説にちなんで「赤い小石」があるという大正橋。全長約345mの橋の両側にある歩道には恋愛成就のパワーストーンともいえそうな赤い小石が埋められています。さっそく橋のたもとからスタートして、大小さまざまな石を見つけていきましょう。しかし、この橋で見つけられる石は合計99個。実は最後の1個は別の場所にあるのです。100個目の在り処のヒントは「旧千曲市戸倉庁舎」。見事100個の赤い小石を見つけられたら、あなたの恋の願いもきっと叶うはず。

SPOT 03 姨捨の夜景

photo : （C）信州千曲観光局

あんずの花や伝説の赤い小石をたっぷり満喫したあとは、千曲市デートのラストを飾る夜景スポット「姨捨」へ。姨捨サービスエリアからの景色は日本夜景百選にも選ばれる有名な場所。でも、見方によって夜景の中にさまざまなハートマークが現れることは知っていましたか？姨捨駅から徒歩約3分の場所にある展望公園は、善光寺平が一望できる大パノラマが広がるので、ふたりで夜景の中にハートを見つけてみましょう。

photo : （C）信州千曲観光局

一方、姨捨は電車で楽しむのもおすすめの場所。それもそのはず、姨捨駅は「日本三大車窓」のひとつにも選ばれる場所なのです。田んぼに水を張った時期にしか見られない幻想的な風景「田毎の月」や「日本棚田百選」にも選ばれる絶景をのんびり電車デートで楽しむのもおすすめのプラン。胸キュン物語がたくさん詰まった千曲市デート、季節や乗り物を変えて再び訪れれば、また新しい発見がありそうですね。