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長野らしい春を探しに!ながの百景の桜めぐりデートプラン

コロナ禍で遠出を控える一方で、休日は近所をお散歩!と、身近な場所を楽しむ人も増えた昨今。見慣れた風景ものんびり歩いてみると「自然や季節のうつろい」や「地域の歴史や伝統、文化」などを感じ、どこか懐かしく、ほっこりするような気持ちになります。そんな長野らしさが感じられる景観を選んだものが「ながの百景」。風が心地良い春は、ながの百景に選ばれた桜スポットへ出かけ、長野市の魅力を再発見してみませんか?

START!

SPOT 01 神代桜じんだいざくら

まず向かうのは、長野市街地から車で30分ほどの山間にある芋井地区の素桜神社(すざくらじんじゃ)。ここの境内に立つのが、樹齢推定約1200年といわれる国指定記念物のエドヒガン桜、その名も「神代桜(じんだいざくら)」です。木の高さは約10mで目通り周囲11.3m、根周り約9mという巨木。古木でありながらも、毎年4月下旬には美しい花を枝いっぱいに咲かせます。その美しさの背景には、地元の保存会の人たちの手厚い保存活動があり、この桜を大切に守りたいという想いが詰まっているのです。

長野市を代表する自然文化財の神代桜には古くから伝わる伝説も。その昔、スサノオノミコトが杖として使っていた「桜の枝」を水辺にさしたところ、そこから芽が出て根付いたと伝えられているのです。その後、神が植えたことから「神代桜」と呼ばれるように。さらにこの伝説をもとに謡曲「素桜」がつくられました。そんな伝説を想いながら桜を見上げれば、どこか神秘的な、不思議なパワーを感じそう。恋愛の花を咲かせるパワーももらえるかもしれません。

基本情報

所在地:長野市泉平(芋井地区)素桜神社境内

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車で約35分

SPOT 02 巡礼桜

つづいて向かうのは、小田切地区の県道406号沿いにある「巡礼桜(じゅんれいさくら)」。かつて安茂里の小市地区に「小市の渡し」と呼ばれた川の渡し場があり、そこから小野平・下峠を経て戸隠方面へ通じる古道にあることから、「巡礼」という名がついたといわれています。樹高は18.2m、目通り周囲7.3m、樹齢約700年の長野市指定天然記念物に指定される古木です。

約700年といわれる樹齢は、大木が枯死しかけたときに根際から出た新芽が育ったもので、もとの大木から数えると樹齢は1500年を超えるといわれています。この桜も地元の保存会のみなさんの取り組みによって守られているもの。見頃は4月下旬で、淡い紫紅色の花が特徴。桜の木の近くにあるお休み処へ腰を下ろし、生命の尊さや地元の人々の想いを感じながらゆっくりと眺めたい美しさです。

基本情報

所在地:長野市塩生甲(小田切地区)県道406号沿い

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車で約20分

SPOT 03 光林寺の桜

最後に巡るながの百景の桜スポットは、篠ノ井地区の西の山麓に位置する「光林寺(こうりんじ)」。境内には樹齢約300年のシダレザクラが6本、ヨシノサクラが15本あり、春は“桜のお寺”と呼べるほど鮮やかな桜色に染まります。境内へ向かう参道の坂道や石段も、桜のトンネルのように花が咲き誇り、まるでフラワーシャワーを浴びながら歩くバージンロードのようなロマンチックな雰囲気に。

シダレザクラの力強さと美しさが奏でる、桜に包まれた境内は見応えたっぷり。また、少し高台にある光林寺では、桜とあわせて境内から眺める善光寺平や山々の風景も見どころ。周辺には春を祝うように咲く、黄色の菜の花もあり、まさに長野の春を満喫できます。

意外と知らない地元の魅力をデートしながらたくさん見つけて、「ふたりのながの百景」をつくってみるのも良いかもしれませんね。

基本情報

所在地:長野市篠ノ井小松原(篠ノ井地区)光林寺境内

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