結婚の専門家による「婚活コラム ココカラ」~結婚って何だろう?~

第10回 会話のキャッチボールとは

男性30歳、女性25歳。ある日のお見合いの会話です。

男性
「今日はお時間を取っていただき、ありがとうございます。」
女性
「こちらこそありがとうございます。」
男性
「僕から自己紹介しますね。会社は○○にあって、そこで△△の仕事をしています。趣味はサッカーです。今は会社の寮にいて、周りが会社関係者ばかりなので、学生から社会人までいるサッカーチームに入っています。土日は、ほとんどサッカーをやっています。」
女性
「私は、実家は○○ですが、実家と会社の中間あたりで一人暮らしをしています。仕事は○○関係で、事務をしています。車が好きなので、運転はそんなに自信はないのですが、ドライブが趣味です。」

 

こんな感じで2人の会話は始まり、1時間、会話が途切れることはありませんでした。

 

 

女性
「好きな食べ物は何ですか?」
男性
「お寿司です。」
女性
「ダメだ~。料理は好きだけど、私、お寿司は握れないなぁ。」
男性
「いやいや、大丈夫ですよ。さすがにそれは求めませんから。もしお寿司が好きなら、今度一緒に食べに行きませんか?」

 

男性
「今日は、すごく夏らしい服装で素敵ですね。ファッションに興味はありますか?」
女性
「はい。でも結構好みが偏っているので、同じ様な洋服ばかりになってしまいます。○○さんこそ、すごく上手に着こなしていますよね。最近買ったお洋服は何ですか?」

 

2人の会話が途切れない訳は、このように“会話のキャッチボール”ができるように、相手が答えやすい質問をしていることと、答えるときも、後に続くように質問で答えているからです。

特に感心したのが、相手に興味を持っていると分かるような会話をしていたことです。

 

 

相手のことを良く見て、良く聞くことですね。

もちろん感じの良い態度は一番大事です。

 

この日、2人は連絡先を交換してお見合いは終わりました。

きっとこの後、2人ともすぐにお礼のメールを送りあったはずです。