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第3回ワークショップ(前半) 自信を持って育児をするための「長野市の子育て支援」
第3回ワークショップの前半では、長野市が取り組んでいる子育て支援事業について、長野市保健所健康課の保健師・竹内享子さんに話をお聞きしました。
子育てというと、実際に子どもと触れ合うことになる出産後からをイメージすることが多いですが、母親のおなかに赤ちゃんが宿った時から子育ては始まっています。
長野市で行われている子育て支援を受けるために、妊娠がわかったら、まずは妊娠届を提出します。そうすると、母子健康手帳、妊婦一般健康診査受診票、産婦健康診査受診票、子育て家庭優待パスポート、子育てガイドブックが交付され、長野市の子育て支援が始まります。
子育ては、愛しいわが子の成長に幸せを感じる一方で、思い通りにならない焦りや子育てに対し自信をなくすなど、不安要素もたくさんあります。
長野市では、妊娠期は安全に、出産後は自信を持って親が子育てできるよう、ながの版『ネウボラ』という支援を行っています。市内6カ所の保健センターに母子保健コーディネーター(専任の保健師)が在籍し、出産や育児に対する不安などを何でも気軽に相談することができます。
※『ネウボラ』とは、フィンランド語で「アドバイスする場所」という意味です。妊娠や出産、さらに就学前までの親子に対する切れ目ない支援が特徴です。
赤ちゃんが生まれ、出生届を提出すると、『赤ちゃんのしおり』が交付されます。このしおりには、乳幼児期に必要な健康診査受診票や予防接種予診票が綴られています。
健診が近づくとその都度、受診票や予診票が送付される市町村もありますが、長野市の場合は事前に手元にそろうという特徴があります。このような仕組みにより、子育てをする人はあらかじめ健診日程や標準的な子どもの成長について把握することができ、子育てに見通しを立てることができます。
<参加した学生の感想>