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第7回ワークショプ(前半) 人生の先輩に聞いてみました③ 小学校教員の生き方のカタチ

第7回ワークショップ(前半)

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人生の先輩に聞いてみました③ 小学校教員の生き方のカタチ

第7回ワークショップの前半では、小学校教員の勝山優子さんから話をお聞きしました。産休・育休を経て2人のお子さんを育てながら、再び教員として働くとともに、信州大学教職大学院で研究に力を注いでいるとのこと。母親と教員、両方の立場から、とても参考になる話をお聞きすることができました。

<周りに支えられながらの子育て>

 勝山さんは長女と二女を出産し、合わせて約4年間の育休を取得。育休中は、自分は社会から隔離されてしまったという気持ちになるなど、精神的に不安定な時期もあったそうです。 そんな時、身近なママ友に親子で一緒に楽しめる場所に誘ってもらったことで母親としての世界が広がり、周囲の人たちに自然と助けを求められるようになったとのこと。
その後、仕事に復帰しましたが、2人のお子さんと過ごせる時間は十分ではなく、時には寂しい思いをさせてしまうこともあるそうですが、ご主人や義母に子育てを協力してもらいながら、家族で過ごす時間の質を高めていくことを意識しているそうです。
仕事と子育ての両立には周りの協力が不可欠だということ、また、自分から声を上げ、助けを求めることも大切だと話します。

<子どもを持つことで見方・考え方が変わる>

 子育てをする前と後で教員としての自分にも変化が見られたと語る勝山さん。以前は児童と接するときに自分の考え方や価値観を基に理解しようとしていたけれど、自分が子どもを持つことで保護者の立場も理解できるようになり、児童の様々な背景や思いをくみ取りながら向き合おうとするようになったそうです。
教員としての視点に加え、母親としての視点を身に付けることで、出産前に比べてより広く深く、児童を見ることができるようになったとのことです。
「教員は子どもたちと接することを通して、その豊かな感性から学べることも多い。子どもたちとともに成長していける素敵な仕事。」という言葉が印象的でした。

<参加した学生の感想>

  • 私も将来は教員を目指しており、仕事と家庭との両立について漠然と不安を感じていましたが、教員という仕事の魅力についてのお話や子どもの存在によって自分自身の考え方にも変化を感じたというお話から、少し前向きに将来の自分を想像できるようになりました。家族と仕事のつながりについて、あらためて見つめなおすことのできた貴重な時間でした。(なごみ)
  • 仕事をしながら家庭も見るというのはとても難しいことなんだなと改めて感じることができました。同時に、周りの人を頼ったり、困ったときには自ら助けを求めることも大切だと思いました。子どもに「お母さんみたいになりたい!」と言われる程、素敵な生き方をされていて羨ましかったです。(ゆめの)

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