結婚の専門家による「婚活コラム ココカラ」~結婚って何だろう?~

第31回 今のうちに婚活

明けましておめでとうございます。

コロナ禍で、まだ安心して落ち着いた暮らしができるわけではありませんが、せめてプライベートは明るい未来にしたいですね。そのために、今年は婚活を頑張りましょう!

昨年は、コロナ感染者が激減したこともあり、徐々に対面式の婚活イベントが多くなってきました。
イベントに参加された方々の様子から、気になったことを少しアドバイスしたいと思います。

各イベントでは、初めて婚活の場に参加するという20代の男女に多く出会いました。
参加した理由を聞いてみると、コロナ禍で“結婚したい”という意識が高まり、感染者が少ない今のうちに婚活をしようと思ったという声が多かったです。

しかし、婚活イベントに参加するには、事前にそれなりの準備が必要です。

まずは外見ですが、そもそもどんな服装が婚活の場に適しているのかわかっていない方が多いように思いました。

昨今は、スーツで参加する婚活イベントはほとんどなく、多くが『カジュアルな服装』で参加するイベントとなっています。一言で『カジュアル』と言っても色々なものがあります。

服装を選ぶ際に注目してみてほしいのが『会場』です。
イベントの会場が“カフェ”と“ホテル”ではカジュアルといっても種類が違います。いつも着ている服装が楽で自分らしいと思うかもしれませんが、あくまでも異性と出会うということを忘れないようにしましょう。

そして、プロフィールカードでは何をアピールして、相手とどんな会話をしたいのかを事前に考えておくことが大切です。

「初めて参加したので、良くわかりませんでした」ということが無いように、婚活のことをもっと知って、準備してほしいと思います。

婚活経験者からは、「話す時間が短くて良くわからない」「人数が多くて疲れた」「もっと話しやすい雰囲気なら良かった」といった言葉をよく聞きます。
その中でマッチングする方々は、短い時間でも相手に選ばれるような会話をしていたり、人数が多くてもしっかり相手を見ています。“出会いの場に参加すれば何とかなるほど婚活は簡単ではない”ということをわかっている人は多いです。

婚活イベントは、誰のための出会いの場なのか?何のために参加したのか?ということを考えてみましょう。
婚活は誰のためでもなく自分のためのものなのだと、もう少し意識してほしいと思います。

先日、婚活イベントに初めて参加するという40代男性から、婚活について教えてほしいと相談がありました。

40代で初めて婚活をするに至ったのには理由があって、数年交際していた女性と別れてしまい、やっと立ち直ったのが40代になってからということでした。
男性は女性と出会うためにはまず印象を良くする必要があることを自身の恋愛経験からわかっていたため、スキンケアにも通い始めていました。

婚活イベントに参加する時には、これくらいの準備が必要だと思ってほしいです。
自分にお金や時間をかけられるのは婚活をしている時ぐらいだと思って、もっと自分に興味を持ってみてください。

長野市主催の婚活イベント『ながマリ』は今年度あと2回。
他にも各地でイベントが開催予定ですので、イベントに参加するにあたり事前に準備をしっかりとして良い結果に繋げてほしいと思います。

今のうちにできる準備をして、今年は婚活卒業に向けて頑張りましょう!