結婚の専門家による「婚活コラム ココカラ」~結婚って何だろう?~

第44回 一つ一つの出会いにこだわってみる

長野市主催の婚活イベント『ながマリ』は、令和5年度の全5回が終了しました。

戸隠で蕎麦打ちをしたり、フェイクフードでミニパフェを作ったり、ボーリングで身体を動かしたり、久し振りに飲食を伴ったクリスマスパーティーもありました。男性は婚活イベント初参加という方が多かったのですが、一緒に作業をする体験型のイベントなのでリラックスして楽しんでいる様子でした。

『ながマリ』の場合、イベントの最後に連絡先を交換する時間がありますが、イベント後も連絡を取り合っていたり、何度か会っている方々もいるようです。

 

しかし、連絡先を交換しても、やり取りを長く続けることは難しいこともあります。
例えば、「イベントで話したときは気が合うと思っていたが、連絡を取り合う中でなんとなく違うかなと思った」、「お互いの日程が合わなくてなかなか会えず、そのまま連絡が減ってしまった」、「連絡をしても返事が急にこなくなった」など、理由はそれぞれです。

仕事やライフスタイルは人それぞれ違うので、趣味や休日の過ごし方も気になるところですが、普段の過ごし方についても知っておくといいと思います。

婚活イベントで話す時間はそれほど長いわけではありませんし、多くの方と同じ様な内容の話をするので細かいことは覚えていないと思います。「もっと話したい!」と思う方には、連絡先を交換する際に連絡できる時間帯も確認しておくと安心です。

 

 

『ながマリ』に参加された方とお話をする中で、男性は明るくて真面目な方が、女性は本気で出会いを求めている方が多かったと感じました。また、皆さんとお話をすると、「婚活は難しいですね」と言う言葉をよくお聞きしましたが、それは真剣に婚活をしている証拠です。

婚活は悩むことが大事で、「どうしたら上手くいくだろう?」「何がダメなのだろう?」と考えることが、これまでの婚活を見直すきっかけになります。少しでも自分の意識を変えてみると、婚活の結果も変わってくると思います。

 

最後に、婚活のちょっとしたアドバイスを皆さんに送ります。
ドキドキするような理想の人を探すのもいいですが、自然体で一緒に過ごせるような人の方が、結婚に繋がると思います。

しかし、自然体で一緒にいれる人、長時間一緒にいても疲れない人を見つけるのは、本当に難しいものです。ましてや、婚活イベントではお互い初対面だと思いますし、全く違う環境で生活している方々がイベントで出会うわけですから…。

なので、ここで大事にしてほしいのは、偶然出会えたことを大切にしてほしいということです。どこかフィーリングが合うと感じて連絡先を交換したのだとしたら、何となく終わってしまうのはとてももったいないことです。

好きなタイプや相手に求める条件を優先してしまうことも理解できますが、偶然の一つ一つの出会いにこだわってみる事も婚活には必要だと思います。

 

 

市や民間事業者などでは、婚活イベントなどの出会いの機会を提供していますが、そこでの出会いを今後に繋げていくのは皆さん自身です。「婚活して良かった!」と思える結果になるように、今後も皆さんのサポートをしたいと思います。

令和5年度の『ながマリ』にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

また男性は毎回抽選となりましたが、参加できなかった方もまたのご応募をお待ちしています。