結婚の専門家による「婚活コラム ココカラ」~結婚って何だろう?~

第32回 出会いの春に向けて婚活を見直してみましょう

今年もまた新型コロナウイルスの感染拡大が、婚活イベントに影響を及ぼしてしまいました。
長野市主催婚活イベントの『ながマリ』も、第4回と第5回が残念なことに開催中止になりました。
たくさんの参加申込があり、参加を楽しみにしていた方も多かったと思います。

他にも多くのイベントが中止になりましたので、出会いの機会をなくしてしまった婚活者が多いのではないでしょうか。

しかし、婚活イベントで出会ったとしても、結婚まで繋がるのはわずか数組しかありません。
婚活イベントでの出会いの多くは1回かぎりなので、できるならその出会いを次に繋がるものにしたいですね。

そのためには『婚活』をちゃんと知る必要があります。

先日、婚活している方やこれから婚活を始める方を対象として、みんなで婚活について話してみようというオンラインイベントがありました。

20代~50代の男女10名程が参加しましたが、圧倒的に女性が多く、女性の半数は県外からの参加でした。「自分の婚活はこれで良いのか?」とか、「婚活を色々と知ってから始めたい。」とか、「婚活が上手くいかないのはなぜか?」など、みなさんがそれぞれの思いを持って参加していました。

これから婚活を始める方からは、「どんな婚活が自分に合っているのか?」等の婚活への不安な意見がありましたが、婚活している方々がそれぞれの実体験を話してくれました。

また、現在婚活をしている方は、活動内容とそれに対する悩みを話していました。

20代30代のほとんどが婚活方法として、確実に結婚へ繋がる出会いを求めて結婚相談所を利用していて、40代50代は年齢的に出会いが少ないと言う理由で、出会いが多い婚活イベントやマッチングアプリで活動していました。

そこで、20代女性から「マッチングアプリは怖いイメージがあるのですが。」と言う質問があり、40代50代から「大丈夫よ。連絡を取り合ってから会うので、不安に感じたら会わなくても良いのよ。」と答えていました。

そして、「若い人は選べるくらい相手は多いから、逆に難しいかも知れないですね。」との意見があると、「やはりある程度どこに住んでいてどんな方なのかわかっている方が安心。」と20代30代は思ったようです。

結婚についての話の中で、20代30代は婚活1~2年で結婚したいと思っていますが、40代50代は良い出会いがあれば結婚したいと言う意見が交わされていました。

 

また、現在婚活している方から、「相手を知るためにはどんな会話をすれば良いか?」とか「何回ぐらい会った方が良いか?」、「相手のどんな所を見れば良いか?」というような質問が色々とありました。

婚活をして実際に結婚した方々の例をもとにした『結婚の決め手』についての話では、皆さんメモを取りながら聞いていましたが、女性から男性に「女性のどんな所を注目していますか?」という質問もありました。

その質問に、オンラインイベントが始まってから一度も笑顔を見せなかった男性が、「どんな話でも笑顔で対応してくれる女性です。」と答えた時、一人の女性が「相手が笑顔でいてくれると、こちらも話しやすいですよ。」と言うと、その男性は慌てて「緊張しているので自分の顔は怖いですよね。」と初めて笑顔になりました。

他の女性が「笑顔だとすごくイメージが変わりました。」と言い、一気に場が和みました。
そこで、『相手の良い所を探しましょう』と、みんなで褒め合いをしました。

相手のマイナスな面はすぐに見つけても、良い所は見つけられないものですからね。

最後に、イベントの感想を聞いてみると、

・他の方の考え方を知れて良かった
・今後の婚活に活かして行きたい
・自分が(相手に)どんな雰囲気を与えているのかわかって良かった
といった声がありました。

そして一番多かった意見は、「婚活する意味がわかり、前向きで楽しい気持ちになった。」でした。

ただ、少し残念に思ったのは、男女の出会いならば多くの方がイベントに参加しますが、“自分の婚活を見直したい”とか“婚活をもっと知ろう”と思う方は意外と少ないということ。

 

春は新しい出会いの季節です。

その前に、自分の婚活を一度見直してみてください。