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SPOT 01 長野市役所 第一庁舎前

長野市役所 第一庁舎前にある、5人の乙女が楽しく円舞曲を踊り、市の繁栄を祝っている作品が『雲のロンド−マチス讃歌−』です。「5人」は長野冬季五輪にちなんだ数で、作品の台座には長野市民憲章が彫り込んであり、数ある野外彫刻の中でもひときわ長野市らしさが出ています。

なお、今回紹介している5作品や、市内一部の野外彫刻の近くには二次元バーコード「ピコッとリンク」が設置されています。スマホでバーコードを読み取ると作品の詳しい解説をチェックできるので、見かけたらぜひ読み取ってみてください。（ピコッとリンクは順次設置数を増やしています。）

作品名：「雲のロンド−マチス讃歌−」
設置場所：長野市役所 第一庁舎前
作品情報：中垣 克久／作（昭和62年設置）ブロンズ

SPOT 02 城山公園

城山公園の噴水広場西入口にある石像が『オルメカの微笑』です。体をイメージした四角い黒御影石の上に、口を大きく開けて笑ったおおらかな顔があります。裏側の顔は舌を出しているように見えます。
作者は、メキシコ湾岸の巨石文化「オルメカ文化」が持つおおらかさを、ゆとりの少ない日本人に取り戻してもらいたい、という願いを込めて製作したそうです。ユーモラスな表情をしており、見ているだけで自然と笑顔になってしまうような作品です。

作品名：「オルメカの微笑」
設置場所：城山公園 噴水広場西入口
作品情報：高橋 清／作（昭和58年設置）石

城山公園の長野県立美術館西にある女性のブロンズ像が『若い女』です。作者は女性の体が持つ不思議な力に心を引かれ、女性モチーフの作品を多く製作しています。この作品も若い女性の輝きがよく表現されていて、どの角度から見ても美しく見えるその完成度に驚かされます。
県庁前広場にも同じ名前の野外彫刻があるので、まだまだ歩く元気のあるカップルは立ち寄ってみるのもいいかも。2つの作品を見ることで、新たな発見があるかもしれません。

作品名：「若い女」
設置場所：城山公園 長野県立美術館西
作品情報：岩野 勇三／作（昭和56年設置）ブロンズ

城山公園の噴水東にある、丸太を2つに割って中をえぐり中心に8つの穴を開けた作品が『半円柱Ⅱ』です。正面からだと板のように見えますが、横や後ろから見ると「半円柱」の意味が分かります。
抽象的なモチーフなので、ふたりで「何に見えるか」「どんなところが好きか」などを話しながら鑑賞するのも楽しそう◎ お互いに感じ方が違えば、相手のことを知るいい機会になるかも。感じ方が同じであれば、それも嬉しいですね。

作品名：「半円柱Ⅱ」
設置場所：城山公園 噴水東
作品情報：豊福 知徳／作（昭和53年設置）ブロンズ

半円柱Ⅱのすぐ近くにある、しゃがんだ姿の女性のブロンズ像が『あるポーズ』です。つま先に重心を乗せて腰を落とし、左手で体を支えるポーズをとっています。像の表情は穏やかですが、実際に同じポーズをとってみると、かなり大変で15秒くらいしか保つことができないとか。その数秒の緊張感や筋肉の張り、しなやかさを表現しているそうです。
芝生の上で同じポーズを取ってみて、本当に長時間維持することができないのか、ふたりで試してみるのもおすすめ！

作品名：「あるポーズ」
設置場所：城山公園 噴水東
作品情報：桜井 祐一／作（昭和52年設置）ブロンズ


令和5年度は、5月以降に全6回の野外彫刻めぐりを予定しています。彫刻家の制作意図や作品の見どころなど、講師の分かりやすい解説を聞きながら鑑賞することができます。
野外彫刻に魅力を感じたカップルはもちろん、あまり芸術鑑賞をしたことがないカップルでも楽しめると思うので、ぜひふたりでご参加ください！

【野外彫刻めぐり（長野市公式サイト）】
https://www.city.nagano.nagano.jp/menu/5/1/2/2/index.html