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童話の世界で懐かしい絵本と再会しよう!【黒姫童話館】
長野県北部・信濃町の黒姫高原にある黒姫童話館では、児童文学の傑作である『モモ』の作者ミヒャエルエンデや、『モモちゃんとアカネちゃん』の作者松谷みよ子を中心とした、世界各国の童話作家の人物と作品を紹介しています。
展示だけではなく、絵本を実際に手に取って読むことができたり、ショップや喫茶室があったりと、一日中ゆっくり楽しめる場所です。
童話館に入れば、そこはもう童話の世界。入口のすぐ近くにはアンデルセン童話『ヘンゼルとグレーテル』でおなじみのお菓子の家や、『オオカミと七匹の子やぎ』で子やぎが隠れた大時計がお出迎え。よく見ると大時計の中には子やぎが・・・!
館内は、通路や天井など様々なところに工夫した展示がされていて見ごたえ抜群です。通路沿いには世界児童文学の挿絵を数多く手がけた画家、桜井誠の原画も展示されています。
ミヒャエルエンデのコーナーでは、『ジム・ボタンシリーズ』や『モモ』、映画ネバーエンディングストーリーの原作『はてしない物語』など数多くの作品や、ミヒャエルエンデにまつわる資料、彼が集めていたコレクションが展示されています。
特にコレクションは、カメグッズや石、マスクやパイプといった楽しいものばかり。ミヒャエルエンデのコレクションについて感想を話し合えば、相手の意外なセンスが見えてくるかも!?
信濃の民話と信州児童文学のコーナーでは、鬼女紅葉・雪女・山鳥の尾といったおなじみの民話をモチーフにした扉絵や、スイッチを押すと民話が流れる仕掛けなど楽しい展示がいっぱい!
奥には島崎藤村をはじめ、信州ゆかりの作家たちの年譜「信州児童文学のあゆみ」や「とうげの旗のあゆみ」など、当時の貴重な資料が展示されています。
『モモちゃんとアカネちゃん』『いないいないばあ』でおなじみの作家、松谷みよ子のコーナーでは、松谷みよ子の絵本や詩、民話といった数々の作品や、当時の写真、資料が展示されています。
思わず顔がほころんでしまうほどかわいらしい『モモちゃんとアカネちゃん』の人形や、アッと驚く仕掛けのある『たべられたやまんば』の人形は必見です。
松谷みよ子のコーナーの横には、昔懐かしい絵本や仕掛け絵本、紙芝居が並べられた「本と人形の部屋」があります。ここにある本は自由に手に取って読むことができるので、懐かしい絵本をゆっくり楽しめます。絵本をきっかけに、子供のころの思い出話に花を咲かせるのもいいかもしれません。
展示を楽しんだら、次は入り口の正面にあるミュージアムショップでお買い物!ショップでは、絵本はもちろん、絵本のキャラクターにちなんだぬいぐるみや小物、雑貨といった様々な商品が販売されています。懐かしの絵本を買うもよし、好きなキャラクターグッズを買うもよし。自分の好きな絵本やキャラクターグッズをお互いにプレゼント、なんて楽しみ方もステキかも!
休憩にピッタリなのが、ミュージアムショップの奥にある喫茶「時間どろぼう」。ここでは信濃町特産の地元食材を使用したスイーツやジュースのほか、パスタなどの軽食も楽しめます。
「時間どろぼう」という店名は、ミヒャエルエンデの『モモ』から。メニューも「カシオペイア☆カルボナーラ」をはじめ、『モモ』にちなんだ可愛らしいものがたくさん!
喫茶の奥には絵本作家いわさきちひろの山荘兼アトリエもあり、他にもまだまだ見どころがたくさんの黒姫童話館。夏の暑さを気にせずに、ゆっくりと楽しめるおすすめのデートスポットです。
基本情報
黒姫童話館&童話の森ギャラリー
所在地:長野県上水内郡信濃町野尻3807-30
開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
(いわさきちひろ黒姫山荘は9:00~16:30)
料金:
一般 黒姫童話館入館料 600円
黒姫童話館&ギャラリー共通入館料 800円
ギャラリーのみ 300円
小中学生 黒姫童話館入館料 400円
黒姫童話館&ギャラリー共通入館料 500円
ギャラリーのみ 200円
※喫茶とミュージアムショップは入館料無しで利用できます。
※小学生未満(未就学児童)は無料です。
※いわさきちひろ黒姫山荘は、童話館入館券で見学できます。
休館日:5・6・9・10月の末日(その日が土日、祝祭日の場合はその翌日が休館日)
冬季休館12月1日~翌年4月4日
駐車場:あり
お問い合わせ:TEL 026-255-2250(受付時間9:00~17:00)
【関連リンク】
黒姫童話館&童話の森ギャラリー
https://douwakan.com/